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 お茶の水女子大学は、1875年に設立された日本初の女子高等教育機関である東京女子師範学校を前身とし、女子高等師範学校、東京女子高等師範学校を経て、1949年に新制大学として開学しました。長い歴史に渡り、政治家・研究者・教育学者・小説家・翻訳者・アナウンサーなどの様々な分野で優れた女性人材を輩出してきています。

 以下はお茶大大学院日本語教育コースの在学生として、キャンパス、便利な施設と制度、履修3つの観点でお茶大の魅力について紹介したいと思います。

Welcome to Ochanomizu University

キャンパス

 お茶大のキャンパスは大きくないですが、大学と大学院のほか、付属こども園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校も同じキャンパスにあります。さらに、学生・教職員向けの乳児保育施設である「いずみナーサリー」もあり、様々な方面で女性研究者を支えています。普段キャンパス内で制服を着ている中学生たちの姿や、先生に連れられて遊んでいる非常に可愛い子どもたちの姿もよく見かけます。

 キャンパス内に緑が多く、非常に快適な学習環境が提供されています。学校の正門から入ってすぐ目に入るのは大学講堂「徽音堂」前の巨大な緑傘のような大きな樹木です。そびえ立つ木々、歴史感が刻まれている建物、閑静な小道、キャンパス全体が歴史とアカデミックな雰囲気に包まれています。また、お茶猫や亀、鯉もおり、学習生活に面白さを添えています。

便利な施設と制度

  • 図書館

 大学図書館は2階建であり、書籍・雑誌・電子ジャーナル・電子ブックがたくさん所蔵されています。お茶大にない資料も図書館を通して取り寄せることが可能です。そして、図書館内に多様な席やブースがあり、自習、打ち合わせにも適しています。さらに、セミナーやゼミ、発表練習などに利用するための「プレゼンテーションルーム」もあり、予約して手軽に利用できます。また、ノートパソコンの短期又は長期レンタルも可能であり、簡単な手続きを経て気軽に利用できます。

  • 院生室

 院生専用の部屋は院生室と呼び、中には個人ロッカー、プリンター、デスクパソコン、また冷蔵庫、電子レンジ、ケトルまで備えています。部屋の鍵がもらえますので、授業前後の休憩や休日の自習などいつでも利用できます。もちろん、書籍、雑誌、辞典などもあり、持ち帰って利用することも可能なので、とても便利です。

  • 交流室

 お茶大は留学生の日本語学習をサポートするため「交流室」を設置しています。留学生が授業で提出するレポートや研究計画書、論文などの日本語添削、生活相談などを頼むことができます。交流室のチューターには日本語教育コースの先輩たちが多く、日本語添削だけでなく、論文の書き方や研究方法に関するアドバイスも熱心に指導してもらえます。

  • 学生宿舎

 お茶大の大学院生が申請できる学生宿舎は「音羽館」と「小石川寮」2つがあります。その中で、小石川寮は大学まで徒歩3分程度で、音羽館はキャンパス敷地内にありますので、通学に非常に便利です。ただ、小石川寮は留学生が申請不可で、音羽館のみ申請可能です。

音羽館は2022年4月に開寮した新しい学生寮であり、住み心地が良いらしいです。

  • その他

 お茶大はチューター制度があり、入学したばかりの留学生に個人チューターを配置しています。チューターの方々はアカデミックな質問でも学習や生活相談でもサポートしてくれます。また、学生・キャリア支援センターが奨学金の案内、企業による講座、インターンシップなどを提供し、学生の生活支援から就職支援まで、様々なサポートを行っています。

履修について

 お茶大の大学院には、語学・文学・教育学・心理学・ジェンダー・理学などの多様な専攻が設置されています。私たちが所属している日本語教育コースは日本語教育研究専門家を養成するためのコースです。日本語教育コースには、第二言語習得や認知言語学、社会言語学、日本語教育学など様々な領域に対応するカリキュラムが準備されています。そして、規定の授業を受け、一定の単位を取れれば、教育職員免許状や日本語教員、専門社会調査士など諸資格の取得も可能です。また、長期履修制度(1年から2年延長)があり、仕事や子育てをしながら、自分のペースで研究ができます。

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